またまた大築城へ行き、調査してきた。
前回と違う点が幾つかある。
まず、スマホ用の携帯充電池を持ち行った事。
前回が異常なまでに電力消耗していたにも関わらず、
今回はそれほど減りが少なく、ちょっと以外だった。
二つ目は電子国土のの等高線に10m×10mのます目をつけた紙を下に敷き、
長さを常に測りながら調査してみた。
途中までほぼGPS通りの図面だったが、途中から油断してGPSを切っていたら、
思い切り標高10mも違ってしまい、かなり萎えてしまった。
本来だったらその時作った絵を載せようかと思って伊が、
中途半端になったので、今回は割愛なのである。
そんな縄張り修行をしている最中に同好の方に声掛けられた。
普通なら同好の方からどんどん逃げていくのが常であったが、
その方はわざわざお時間を割いてまで、お声をかけて下った。
コチラは縄張り図描き、そして同好の方は後北条系城郭の探訪と、
それぞれスケジュールがあったので、簡単なお話で終わる。
もうちょっと時間があったら情報交換でもして良かったかもと今思ったり。
さて、明日はまたまた群馬に行きたいもんだが・・・天気悪そうだね。
- 2013/02/03(日) 22:32:03|
- 研究の事
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カシミール3Dに付いていた「カシバード」ってソフトがすごく恐ろしい。
何が恐ろしいかって言うと、その地形の再現度が半端じゃない。


左は大築城から見た慈光寺方面で、右がカシバードの画像。
ちゃんと日付や山の見え方を設定するだけで、ここまで再現できる恐ろしさ。


今度は寄居町の金尾要害山から見た花園城の風景。
少々見える位置を高くしてしまったが、ほぼ同じ山の見え方なので、ビックリ。
このソフトは忠実に再現しているだけあり、航空写真も撮る事ができる。

やばいな・・・これは。
これで河川まで忠実に再現する方法を見つけたら、
我が城館まがい地探しに一役買ってしまいそうだ。
あと朝日と夕日が妙に暗い空になるのも改善したら、
PCを使いながら凄い絵が描けそう。
もうちょっと調べてみよう。
- 2013/01/30(水) 02:27:46|
- 研究の事
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自分が過去に夢見た「歩きながら城館跡の縄張り図が連動して動く」という夢を
この二つのソフトが叶えてくれそうな予感。
「カシミール3D」は地図マニアの方にはよく知られたソフト。
国土地理院などから発行されている等高線のある地図を、
迫力のある立体画像にしてくれる凄いソフト。
これに手持ちのスマホのGPSと重ね、
連動して動いてくれるのが
「DIY GPS」ってソフト。
この「DIY GPS」は自作した地図でも座標あわせすれば使えるので、
実質上作成した縄張り図の上をまるでカーナビの如く歩くことができる凄さ。
これは個人的に城館探訪に新たなる革命を引き起こす予感がする。
って事で最初にカシミール3Dのお勉強を一つ。
国土地理院の電子地図である
「ウオッちず」をカシミールで開くものの、地図が出るが立体感なし・・・。
その原因は標高データなるものが無かったようで、「10mメッシュ」なる標高データを、
ツール → 地図画像ツール → 作成済み地図画像と融合 をするだけで
立体感のある地図がでるようになった(ここまで苦戦したので備忘録として記録)
さて、これで準備ができたので、次は地図への書き込み。
先日飯能市のリュウガイ城に行ったので、この探訪ルートをカシミールで描いてみた。

赤破線は自分が過去二回利用したリュウガイ城への探訪ルート。
妻沢運動場は・・・ちょっと駐車場として間借りしたので記載した。
本当はもっと大きい画像なのだが、ちょっと入りきらないので
主要部分のみを書き出し、補足を書いたが・・・スケールを入れ忘れた。
うーん、こういう地図があるだけでも全然分かりやすーい!!
このカシミールの恐ろしさはこれだけではない。

出発地点から目標地点までのアップダウンを断面図で表示してくれる。
自分の能力ではここまでしか解明できなかったが、もっと色んな事ができる。
そうしたら次は 編集 → 選択範囲の設定 で切り取りたい部分を選び、
ツール → マップカッター → 切り取り で選択部分のみを抽出。

取り出した部分を「KMZ」形式で保存すれば下ごしらえは終了。
それでスマホへの転送方法なのだが、メールの添付ファイルに付けて送るのが
一番やり易いように思えた。
受信したメールの添付ファイルをタップし、「DIY GPS」で開けばもう使える。
実際に自宅周辺で試してみたが、KMZ形式は座標データも入っているようで、
すぐにスマホのGPSと連動して稼動した。
今日一日がこの勉強でつぶれたが、より楽しい城館探訪をする為なら
充分もとが取れるだろう。
明日の調査が楽しみだ。
- 2013/01/27(日) 17:30:53|
- 研究の事
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最近縄張り図の練習を重ねているが、どうも絵にムラがあるように思える。
というのも書く絵によって立体感がある絵と無い絵の差が激しいのだ。

これは所沢市史上巻より移し書いた勝楽寺城の縄張り図。
実際の遺構を見る事ができないので、市史の図をパクるしかこの城は書けない。
それは置いといて、かな~り粗い絵だが練習なのでこんなものか。
遺構に影をつけると下の絵になる。

ん~、なんか舌状台地じゃなくて平べったい半島にしか見えない。
そうか!遺構以外の陸地に影が無いから平べったく見えるのか。
って事で遺構以外にも影をつけると下の絵のような感じ。

なにか違う・・・ちょっと手を加えただけだからイマイチ感があるのだが、
影の濃さを統一させてなかったのも原因だろう。
かくして儀一の苦悩の時間はまだまだ続きそうだ。
- 2013/01/20(日) 03:44:22|
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題名のコワイはもう縄張り図の事しか考えられなくなるという危機感から。
某サイトにおいても「縄張り図は絵だ」という名言を書かれているが、
描いていると本当にそう思う。
絵の上達のコツは「人の絵を真似する」事があると自分は思っている。
それをあたかも自分の作品として出してしまうのであれば問題だが、
自分の手元で練習するだけなら、どんどん人の絵を真似して上達するのがいいと思う。
自分も普通の絵を描くときには、色んなものを描いていた。
これが縄張り図ともあれば、実際の遺構を元に描いている訳で、
その研究者の目(フィルター)を通した遺構が縄張り図に反映される。
「これは堀切か?腰郭か?」なんて事も、その研究者に映るものが絵によって表現される。
ので同じ遺構を描いた図があると、見え方の相違点を見るという楽しさはある。
そういった意味もあって、極論を言えば全ての城館研究者が縄張り図を描ければいいなっと思ったりする。
「百聞は一見にしかず」というのは城館の研究においても言える。
ただ、こういう縄張り図を書く講習とかはなく、実際は独学に頼らざるを得ないのが現実か?
それでも「縄張り図の描き方」なんて本は結構出版しているように思うし、
関口和也氏の様にネット上で描き方のレクチャーしている場合もある →
こちら後は先ほども書いた通り、人の絵を真似して練習することかも知れない。
縄張り図は練習せずには描けるようになれない。
自分も中世城館跡に行った時には、なるべく縄張り図を描いて観察力を高めたいと思う。
- 2013/01/16(水) 04:14:48|
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