四ヶ月ぶりの更新は、自分にしては珍しく近世城郭である大多喜城。
というのも今日ここで祭りがあったので、ついでに訪れた次第。

九月の下旬の今日、大多喜駅からノコノコと歩くこと30分(寄り道時間含む)で本丸到着。
小田原城のような天守が本丸の中央に堂々と置かれていた。
入城料は200円で、最高所には周辺のジオラマが展示されている(撮影禁止)

本音を言えば本丸の周辺をめぐる土塁に興奮していた。
一般の皆様は模擬天守を見ていたが、自分的にはこちらの方が見ていて楽しい。

傍らにはこんな凄い堀切が作られているのに、誰ひとりこれを見ている人がいなかったのが残念だ。
逆に言えば自分がこの堀切を独り占めできるので、それはそれで良しとする。

道路造成の為破壊された堀の一部、道路になっている部分が
堀を隔てて曲輪になっていたのではと想像している。

本丸の東端部、二の丸との境には腰郭があり、
更に下の大多喜高校には巨大な井戸もある。

南側は夷隅川、またの名を御禁止(おとめ)川が深い堀を築いている。
天守のある曲輪の西側が若干緩やかな尾根なので、そこに人工的な遺構があるのが良い。
本多忠勝・忠朝親子の事も良いが、中世期の遺構にも目を向けてくれると嬉しいのだが。
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- 2013/09/30(月) 00:41:22|
- 城館探訪の事(千葉県)
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今日は片道3時間かけて、千葉県夷隅郡大多喜町へ行ってきた。
最近お知り合いになった甲冑好きの皆様がこのお祭りに参加されるのでついでに見に行くためであった。

大多喜小学校の校庭には祭りのメインステージが作られ、周囲を出店が囲っている。

この度の祭りの為にゆるキャラ「オタッキー」が出陣していた。
本多忠勝と大多喜城はわかるのだが、タケノコはこの地域の特産品か?

折角なので頭上の天守の部分をズームアップ。
触らなかったが、天守クッションになっているのかも知れない。
見るからに柔らかそうだ。

午前中は色々な団体の催しが行われ、メインの武者行列は午後になってから。
学校内に物々しい甲冑を身につけた武士たちが集結し始めていた。

武者行列とお神輿が入場すると、ステージの上ではいつの間に寸劇が。
撮影技術がないのでこの程度だが、結構ハデに動き回っていた。
何よりしのぎを削るような効果音がとても良く出せていた。
(のだが・・・肝心の劇の内容がわからず)

そして大多喜の街中を武者達が練り歩く武者行列がスタートした。
馬上の忠勝公はとても凛々しゅうございます。

中には南蛮な方までも、なかなか国際的な祭りになっていた。
武者行列についていこうかと思ったが、眠気がさしたのでしばらく寝かせてもらっていた。

個人的にお気に入りなのは、この五挺の火縄銃の実演。
「はなて!!」の合図と共にズガーン!!と轟音と振動を伝えてくる。
これを見て長篠の合戦の三千挺の鉄砲一斉射撃なんて
天地が崩れるほどの爆音だったのだろうなっと想像された。

そして武者隊が退場して祭りは盛大に終わった。
その後、電車の時刻を間違えたり寄り道しながら帰ったので、
自宅に着いたのは6時間後だったのであった。
最後に祭りの実行委員会ならびに暑い中甲冑を身に付け練り歩いた皆様、
本当にお疲れ様でした。よいお祭りになり、一日楽しく過ごさせてもらいました。
- 2013/09/29(日) 23:20:58|
- お付き合いの事
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