●市川氏屋敷(埼玉県入間市)

屋敷の跡地は龍円寺にあったとされる。
その南側は霞川が低地を作っており、屋敷は加治丘陵の一部を利用した所にある。

先ほどの入口から登って振り返ってみる。
ちょっと標高が高く、割と遠くまで見通せるような感じである。
龍円寺の本堂は丘の中腹に建っている。

なにより気になるのはこの龍円寺の裏山である墓地であろうか。
丘は表面を墓地に塗り替えられてしまっているが、独立した丘の形状は残している。
近くは古道の枝道が加治丘陵を越えており、この丘はその枝道の南を遠くまで見通せる。
何気に気になる地形だ。
関東にやってきた徳川家康の家臣たちは中世期の館跡をそのまま屋敷に利用したケースが多く見られる。
当屋敷もその中世期の館跡を利用した可能性は考えられる。
しかし、現状がこれではもはや地表から調べるのは難しい。
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- 2011/01/08(土) 20:12:12|
- 城館探訪の事(埼玉県)
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