
元新里村の善昌寺はかって大同寺と呼ばれた古刹で、
新田義貞の首塚があったりと源氏新田氏とのゆかりが深い寺である。
山間にあり、その周囲を三つの館跡が鼎の如く周囲を囲っているので、
恐らくはそれらを含めて善昌寺城と呼ぶのであろう。
今回はその本体である寺への突撃である。

山間にある関係からか本堂付近は人の通りも少なく実に静か(平日というのもある)
本堂にお参りしつつ、新田義貞首塚へ向かうとする。

本堂の脇に既に首塚が裏にあるとの案内があるので、参拝後回って行って来た。

首塚と言われる五輪塔が屋根付きで本堂真裏にあり、厳粛な空気に包まれていた。
まずはこれらの五輪塔に両手を合わせ、新田一族の冥福を祈る。

その傍らには首塚についての解説があり、舟田長門守入道善昌が義貞の首を持ち帰り
この寺にて供養した事が書かれている。
現在の寺名はその舟田長門守入道善昌の名から来ている。

裏地は緩やかな斜面ながら、幾つかの削平地が見られる程度で明確な遺構は見られない。
それも今は墓地などになっている。
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- 2012/10/15(月) 03:37:10|
- 城館探訪の事(群馬県)
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