法音寺城は比較的(多少埋もれているが)良い堀を残していた。
近くにありながらそれと対照的に遺構が不明な逆川城へ向かった。
●逆川城(栃木県下都賀郡野木町)

別名「友沼城」ともいう。
ここもまた思川岸に作られたと思われる城だが、その遺構は不明瞭。

この忠魂碑の辺りで板碑が多く出たらしく、この辺りを歩いてみるのが手か。
ここより南は低地になっているので、北側の小高いところを歩いてみよう。

っと歩いてみたが、これは少々厳しい保存状態だ。
若干高まりになっている程度で、「おおよそこの辺りか」程度の推測しかできない。

城跡から見る今日の太陽は、一段とボンヤリしている。
今日はこんな天気の中城館探訪するのかなっと思いつつ、踏査をしていく。

城の北側にあたる部分で、少々谷が切り込んできているのが少々好感あり。
でも城の遺構と呼べるようなものでないような・・・。

諦めて城を後にしたとき、城の南にある逆川の河川設備のフェンスに城に関わる案内板が。
今のところ訪れている4箇所で最も遺構が不明確なこの城にだけ備わっている案内板、このアンバランスさがいいのかも知れない。
(他の城にも案内板があったかも知れないが、今回は当方発見できず)
遺構の保存度を優先する方々には多分不満が残る野木町。
でも個人的には好きな遺構が多くあったように思える。
それにしてもこの逆川城の遺構が不明瞭なのは想像をかき立てられていい。
かくしてまだまだ城の探訪は続くのであった。
つづく
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- 2010/05/15(土) 10:02:28|
- 城館探訪の事(栃木県)
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