丸山城所在地
丸山城は須賀尾地区の清水にあったとされる城で、
大戸城の家臣丸山勘解由・高橋丹後守らの寄居であったという。
確かに地元の方に伺ってみると丸山姓の方は今も多いそうだ。

西側より丸山城を見る。
南に下るなだらかな傾斜に堀を加えているのがなんとなくだが分かる。
こちらからのアクセス方法は見当たらなかったので、表通りに出て民家脇の小道より城に行く。
途中で住民の方に出くわしたので、ちょっと色々と尋ねてみる。
儀「おはようございます、ちょっと通りますね」
住「おはよう、いいけどこの先何もないよ」
ここで手持ちの資料を見せる。
住「ああ、丸山城か。行っても何もないよ」
儀「そうですか、では見学させていただいていいですか?」
住「構わないけど何にもないよ」
儀「ありがとうございます、では拝見します」
・・・という感じに「何も無い」を強調されたが、何も無いからこそ
想像力を働かされるのではないかと内心思っていた。

我々中世城館探訪者には「何も無い」は一般規準だというのをよく知っている。
城内は基本的に畑や藪になっているが、それほど激しく破壊はされていないようだ。
って事で堀跡発見。

笹薮になっていて分かり辛いが、沢が堀の役割を果たしている。
これにより北側との尾根筋は断っている。

にしてもこんな堀跡が残っているだけでも大収穫であろう。
さっき話をした住民の方は居なくなっていたので、
代わりに別の方にお邪魔しましたと伝え、次なる城館跡へ移動する。
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- 2012/12/04(火) 03:40:51|
- 城館探訪の事(群馬県)
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