萩生城所在地国道406号線を高崎方面に戻った途中に萩生城がある。
字境野にある為、地元では境野城とも呼ぶようである。
手掛かりは大まかな場所と縄張り図のみである。

そんな曖昧な情報しか持ってなかったので、1時間ぐらい鉄塔観察して楽しんでしまった。
大まかな場所はというと、国道406号(草津街道)の下田バス停から東に見える丘が萩生城。
境野集落から比高差30mほどというお手軽さがなかなかいい。

境野集落の写真の十字路を北に曲がれば萩生城へいける。
なお、地元の方の話だとこの細い路地がかっての草津街道だったとか。

さらに城の近くまで車でいけるよと地元のおじ様は仰っていたが、
流石にこれだけ狭い路地だと車はキツイかも。
写真の中央左にある坂を上がれば萩生城の大手である。

城への道は脇に土塁らしき土盛にそって進む。
大手口のはずだが、それほど防御設備がなく、なんだか拍子抜けだったりする。

土橋のある辺りは笹薮になっている為、写真が撮れないのが残念。
でもこの笹薮を左に曲がれば、堀底道経由で本曲輪の南側に回れる。

本曲輪は畑になっており、ここまで来るだけなら藪もなく楽に行ける。
さあ、この周囲をめぐる遺構を見に行こう(ダジャレ入ってる・・・)

少々の藪はあるが、いい堀があるじゃないか。
本曲輪の周囲を堀が巡っているのが歩いてみてよく分かった。

少々浅いが写真写りが一番いいと思われる堀切。
実は内側に曲がって掘られていたらしいが、全然気付かなかった・・・。

北側に大しては二重の堀を設けたりしてるのに、南側は比較的フラットそのもの。
どちらかといえば大戸方面にそなえて築かれたような印象すらも。
ここまで見てつい衝動でお絵かきしてしまった。
現地でお絵かきしたのは下の写真。

藪のむごいところは完全に手抜きだが、おおまかにこんな形をしている。
お絵かきして満足し、城を後にした所で道案内してくれたおじ様に再会。
どうやら自分以外にもよくこの城について尋ねられるとの事。
その後ちょっと雑談などをしてしまったのであった。
そして、自分のような城館探訪者に対して好意的に接してくださったおじ様に再度お礼を申し上げた。
流石に途中で昼寝をしたので、少々時間が押し迫ってきた。
今回は残念ながらメインディッシュの手子丸城を諦め、次の城へ向かった。
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- 2012/12/07(金) 04:26:00|
- 城館探訪の事(群馬県)
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