
比企郡と入間郡を分ける山々の一部に大築城と呼ばれる山城があった。
その城は昭和40年代の台風の風害で、人々にその美しい遺構を披露したのだという。
そんな大築城にそういえば数年行ってなかったので久々に訪れる事にした。
ところが久々過ぎて何処から登ったのかをすっかり忘れてしまったのであった・・・。
かくしていつもと違う麦原集落の宝勝院境内から登っていく事になってしまった・・・。
途中で運良く以前歩いた道と合流でき、ここから再訪問の始まりであった。

余りにも小築山に登る人が多かったのか。
間違え易かった分かれ道に案内が付いた。

モドロノ郭に設置されていた解説板が何故か倒れそうに。
以前はちゃんとまっすぐ立っていたのに・・・地震のせい?

モロドノ郭は木を伐採してあるので、ちゃんとさいたま市のビルも見える。
前回来たときはガスがかかっていて見えなかったので、いい風景に満足。

モロドノ郭を抜け、しばらく歩くと竪堀を通って城へのショートカットができる。
ただ、竪堀をそのまま登るので、勾配がわりとあるので健脚向け。

竪堀の直登をこなせばご褒美の城館遺構が待っている。
大堀切もいいけど、この虎口もなんともいえぬ味わい深さ。

本曲輪にも解説板が設置されている。
この日(2013年1月28日)は北風が強くて強烈に寒かった。
寒かったのだが、ここの遺構に萌えを感じた。

大築城が築かれるきっかけになった慈光寺も大築城からしっかり見れるようになっていた。
それはいいんだが・・・木がなくなった為、吹き付けて非常に寒い!!
その後、あまりにもいい遺構なので、日没した後までお絵かきしてしまったのであった。
久々に鞄からヘッドランプを取り出し、大築城を後にした。
降りるのは早くて、麦原集落までおおよそ15分ほどで着いた。

見せても仕方ないが、現地で書き写した大築城の下書き。
今回はGPSを持っていたので、標高まで記入できた。

先ほどの下書きを元にケバ図を描くとこんな感じになった。
モドロノ郭はまた別に書く予定なので、今回は除外してある。

ケバ図だけだと立体感が湧かないので、ついでに俯瞰図も描く。
俯瞰図の描き方がおおよそ45度傾けた向きになりがちで、
裏側の竪堀まで描けない。
これを80度ぐらいにまで持っていければ結構いい感じになりそうだ。
うん、また修行あるのみだな。
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- 2013/01/29(火) 01:04:21|
- 城館探訪の事(埼玉県)
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