ついに小山市街地に到達したという事で、題名の「田園」じゃなくなってきているが・・・まあいい。
次は城館探訪をされている皆様に人気が高い鷲城である。
●鷲城(栃木県小山市)

小山市総合公園に車を停め、鷲城の方面を見る。
思川に突出した地形を利用した城で、鎌倉公方足利氏満に対し乱を引き起こした(一説にはケンカをふっかけられた)小山義政がここに篭城した事で有名。

実はこの公園に貸し自転車があるとの事で、祇園城と長福城を自転車で行けるか?
っと淡い考えを起こしてしまったが、貸している自転車は5人乗りとかの特殊な自転車。
しかもこの公園内での利用制限との事で、自転車での探訪の夢は早くも挫折。

鷲城へは鷲神社に行けば良いらしい。
公園に車を停めたので、ちっと城への道のりが遠くなってしまった・・・。
まあ、下手な所に駐車して罰金取られるよりかはマシ。
っと歩いていたら、ふと城館遺構のある予感が・・・。
普段は感度の悪い我が城館レーダーが、この時はしっかり反応した。

あった!堀だ。
にしてもかなりデカイ。
小山義政公、気合が入りすぎでございます。

こういう虎口を見ると、結構ワクワクしてくる・・・はずなんだが。
なんかイマイチな感じがしてきた。

そんなこんなで鷲城の本曲輪である鷲神社へ到着する。
うーん、遺構の規模は確かに凄い、凄いんだが・・・何かが物足りない。

そのまま東に歩いていくと、解説板発見。
あら、ここは国指定史跡だったのか。
確かにアレだけの規模の堀があり、歴史背景もあればなりうる。
あ、ポストが備え付けてあったが、資料が入っているか見るの忘れた。

ここにも小山市の石碑が設置されている。
それにしても日差しが強くなってきた。
少々木陰で休んでから公園に戻る事にした。
遺構の規模は確かに凄いのだが、個人的に萎えてしまったのであった。
理由を後日考えてみたら、分かった事が一つある。
それは「力の無い土豪などが一生懸命なけなしの資産を投じて作った城館」に感じたあの魂が感じられないのである。
財力が無い代わりに地形と知恵で、堅固な城を築いているあの情熱が個人的に好きなのだろう。
ここを訪れた事により、遺構の乏しい城館が好きな自分を、再認識させられるとは思わなかった。
やはり遺構の乏しい城館跡を訪ね過ぎて中毒症状が起きたのかと思う。
でもそれでもいいのだ。
・・・と思いながらも次の城館へ向かうのであった。
つづく
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- 2010/06/15(火) 07:33:03|
- 城館探訪の事(栃木県)
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